御祭神・宗像三女神

湍津姫命
天安河(あめのやすのかわ)の誓約(うけい)の神話において、天照大神(あまてらすおおかみ)が須佐之男命(素戔嗚尊)の剣を嚙み砕いて霧のように吐き出した息吹きから生まれたという三女神のひとりで、田心姫命に次いで出現した女神。「たぎつ」とは、水が激しくさかまき流れること。

隠津島姫命
天安河(あめのやすのかわ)の誓約(うけい)の神話において、天照大神(あまてらすおおかみ)が須佐之男命(素戔嗚尊)の剣を嚙み砕いて霧のように吐き出した息吹きから生まれたという三女神の第3子。は市寸島比売命の別名ともつたえる

田心姫命
《古事記》天安河(あめのやすのかわ)の誓約(うけい)の神話において、天照大神(あまてらすおおかみ)が須佐之男命(素戔嗚尊)の剣を嚙み砕いて霧のように吐き出した息吹きから生まれたという三女神のひとりで,田霧姫・多紀理毘売命とも記される。
令和の御代になって初めてのお正月を迎え、輝かしい1年の幕が開けたのも束の間、新型コロナウイルスが世界中に猛威を振るいました。
人類はこれまで数々の未知なるウイルスと戦ってきましたが、今日までこうして我々人類が存在できているのは、その時々の人々がウイルスと戦い、またはウイルスと共存する道を模索してきた先人たちのおかげと言えましょう。人類史でも例を見ない此度のコロナ禍を経て、現代の我々はどのような答えを出すのでしょうか。
去る4月29日、当社が勧請されてより1251年目の隠津島神社例祭を斎行致しました。東日本大震災が発生した平成23年同様、参列者数の規模を縮小して行なった上、今年は宮司を始め全員が終始マスクを着用してお祭りに臨みましまた。おそらく1251年の歴史で初めてのことだったのではないでしょうか。
今後、神社も日本も世界も人類も、過去に誰も経験したことがない時代を迎えることになります。これまでは先人たちが知恵を絞り、研究をし、試行錯誤を経て今の時代を我々に残してくれました。
令和2年、今度は我々現代人が未来を残すために今やるべきこと、そしてこのような時代において、神道・神社がどうあるべきかが問われる年になります。
当社にお心をお寄せいただいております皆様と共に、この難局を無事に乗り越えた未来が来ることを願って。
「大御心をいただきてむつび和らぎ、国の隆昌と世界の共存共栄とを祈ること。」 〜敬神生活の綱領より〜