御祭神・宗像三女神

湍津姫命
天安河(あめのやすのかわ)の誓約(うけい)の神話において、天照大神(あまてらすおおかみ)が須佐之男命(素戔嗚尊)の剣を嚙み砕いて霧のように吐き出した息吹きから生まれたという三女神のひとりで、田心姫命に次いで出現した女神。「たぎつ」とは、水が激しくさかまき流れること。

隠津島姫命
天安河(あめのやすのかわ)の誓約(うけい)の神話において、天照大神(あまてらすおおかみ)が須佐之男命(素戔嗚尊)の剣を嚙み砕いて霧のように吐き出した息吹きから生まれたという三女神の第3子。は市寸島比売命の別名ともつたえる

田心姫命
《古事記》天安河(あめのやすのかわ)の誓約(うけい)の神話において、天照大神(あまてらすおおかみ)が須佐之男命(素戔嗚尊)の剣を嚙み砕いて霧のように吐き出した息吹きから生まれたという三女神のひとりで,田霧姫・多紀理毘売命とも記される。
神護景雲3年、西暦769年に勧請されてより本年2025年4月29日で隠津島神社は1256年目を迎えました。
令和7年・2025年は乙巳(きのとみ)。
巳(へび)は隠津島神社の御祭神である弁天様の使いであるとされ、巳の年は当社にゆかりのある年となります。
巳の年は、弁財天の使いである蛇に願い事を伝え、ご利益、特に金運を授かるのに良い年とされています。
巳の日や60日に一度訪れる己巳(つちのとみ)の日に合わせて、弁財天を祀る神社仏閣への参拝をしてみてはいかがでしょうか。
また、60年に一度訪れる己巳(つちのとみ)の年は、さらに縁起が良い年とされています。次回の己巳の年は令和31年ですので、記憶の片隅にとどめていただければ幸いです。
そんな2025年は、蛇が脱皮をすることから「再生」「変化」を象徴する年とされ、新しいことが始まる年、また、努力が実を結ぶ年とも言われています。
乙巳は、十干の「乙」と十二支の「巳」が組み合わさったもので、「乙」は植物がしなやかに伸び広がる様子を表し、柔軟性や協調性を意味します。したがって、令和7年は、変化を恐れず柔軟に対応し、着実に成長していく年と捉えることができます。
みなさんの想いが実を結び発展し、「幸せな時間」を過ごせる1年になるよう、心を込めて祈念していく所存です。
日々のニュースは相変わらず暗く、悲観的なものが多く、輝かしい未来を描きにくいと感じる世の中になっているかもしれません。
しかし、ありきたりな言葉ではありますが、「幸せ」は意外とすぐ近くにあったりするもの。日当たりのいい公園、目に染みた夕焼け、さわやかな風が吹き抜ける小道…
ホッとしたときに不意に訪れる「幸せ」。
隠津島神社もそんな「幸せ」を感じられる、そんな場所になれたらいいなと思っています。
1256年が経った今もなお、穏やかな時間が流れる隠津島神社。
今年もゆっくりとまったりとあなたと共に。