御祭神・宗像三女神

湍津姫命
天安河(あめのやすのかわ)の誓約(うけい)の神話において、天照大神(あまてらすおおかみ)が須佐之男命(素戔嗚尊)の剣を嚙み砕いて霧のように吐き出した息吹きから生まれたという三女神のひとりで、田心姫命に次いで出現した女神。「たぎつ」とは、水が激しくさかまき流れること。

隠津島姫命
天安河(あめのやすのかわ)の誓約(うけい)の神話において、天照大神(あまてらすおおかみ)が須佐之男命(素戔嗚尊)の剣を嚙み砕いて霧のように吐き出した息吹きから生まれたという三女神の第3子。は市寸島比売命の別名ともつたえる

田心姫命
《古事記》天安河(あめのやすのかわ)の誓約(うけい)の神話において、天照大神(あまてらすおおかみ)が須佐之男命(素戔嗚尊)の剣を嚙み砕いて霧のように吐き出した息吹きから生まれたという三女神のひとりで,田霧姫・多紀理毘売命とも記される。
当社が勧請されてより、今年で1252年。
現在の本殿が二本松藩第7代藩主丹羽長貴公の命により竣工されてより221年。
己巳の年に行われる60年に一度の大祭が平成元年に行われてより32年。
新型コロナウイルスの発生が確認されてから1年と半年。
日本人は「無宗教だ」と言われて久しいですが、果たして本当にそうでしょうか。
確かに日本には多くの宗教が混在しており、実際自分の信じる宗教はこれだと自信をもって言える方は少なく、こういった宗教観念は外国から見たらかなり異様なものだと思われているのかもしれません。。
しかし、日本の土着の信仰である神道は、姿形は変われども、2021年の今日に至るまで脈々と信仰されております。
その証拠に、コロナ禍においても神社へ詣でる方が減ることはなく、むしろ神社や神道、宗教に対して改めて考えてみた、という方がとても増えたように思います。
確かに大みそかから元旦にかけては、当社へのお参りを避けた方も多くいらっしゃいました。
ですが、2日以降、1月いっぱいにかけては例年よりも多くの方にご参拝いただきました
密集を避け、一人ひとりが他者を思いやる日本人の「優しさ」が今年のお正月にあらわれたことは、とても日本人が「無宗教」であるとは思えません。
初詣の解釈にも柔軟に対応する日本人。
価値観が大きく変わった1年と半年。
そのような中でも、日本人の宗教観は柔軟に変化しています。
今までがそうであったように。
令和3年。
隠津島神社はいくつかの新しいことにチャレンジします。
もしかしたら失敗してしまうかもしれません。
お叱りをいただくこともあるかもしれません。
1252年という長い年月にわたり、神社を取り巻く先人たちは実にたくさんのことにチャレンジしてきました。
今ここにいる我々と遠い未来のために。
「温故知新」
まさに今、現代を生きる私たちも「古くからの教えを学び、新しい解釈を得て」後世の幸せのためにできることをやるタイミングなのかもしれません。
風の時代、スタートです。